部活など運動をしているとどんなに気をつけていてもケガをしてしまう事はあります。そのケガが骨折なのか脱臼なのかそれとも捻挫なのか。状況によって様々ですが、運動に限らず日常生活でも比較的起きやすいのは捻挫ではないでしょうか。
捻挫で特に多くなってくる箇所は足首や手首になってくると思います。いざ捻挫をしてしまった時の対処の仕方や知識を紹介していきます。
捻挫とはどんな状態か。
関節がなんらかの外力によって正常範囲以上に関節が動いてしまった時に骨折や脱臼は無いが関節に関わる軟部組織に器質的損傷がある時になります。多くの場合、筋肉や靭帯を傷めています。
症状としては痛みと腫れになります。痛みと腫れの程度は損傷度合いが高いほど酷くなることが多いです。
関節を捻って傷めてしまった時の初期対応としては、PRICE処置を行います。
□Protection(保護) 患部の保護を行います。
□Rest(安静)一時的に安静にする
□Ice(冷却)患部の冷却
□Compression(圧迫)患部に適度な圧迫をかける
□Elevation(挙上)患部を心臓より高く上げる
ケガをした時にPRICEの応急処置を行うことで患部の痛みを緩和させたり、損傷部位の早期回復に役立ちます。
ここまで行ったあとは骨折と脱臼を起こしていないか確認する必要があります。
異常がなければ捻挫と言う判断になります。
治療期間の目安は3〜4週くらいになってきます。この期間は傷めた部位に余計な刺激を与えないために状態に応じた固定をする事をお勧めします。
受傷から日が経過するに連れて固定は軽くしていきます。
捻挫と言うと軽症と思われ放っていても治っていくイメージを持たれている方も少なくはないです。しかし、ケースによってすっきりと痛みが消える場合、消えない場合があります。
損傷の度合いに比例するかと言えばそんな事はあいません。
痛みを複雑化させないためにも治療や施術を早期に受ける事をおすすめします。