女性に多い足のシビレや痛みにモートン病と言う疾患があります。
足のどこに症状が出てくるのかと言うと中指と薬指の間にシビレや痛みが出ます。
モートン病になりやすい人の特徴は
□ハイヒールや先の細い靴を履く機会が多い
□足の指の付け根にタコが出来ている。
□足のアーチが少なく扁平足または扁平足気味の人
これらの特徴があるとモートン病になりやすい足の形状になり結果として神経を圧迫しやすくなります。
症状を改善していくためには神経を圧迫している場所を解除していかないといけません。神経圧迫を解除するために解剖学的に正しいとされる足の形状に近づけていくと症状が改善していく事が多くあります。それでも症状に変化のない場合は手術も視野に入ってきます。
保存療法では何をしていくのかを紹介していきます。
ハイヒールは見栄えなどは良いのですが、歩行に適した靴ではありません。履いているとどうしてもつま先で体を支える事になり指の付け根を圧迫しやすくなるので場面に応じて使い分ける事ができるならばハイヒールを履く時間を可能な限り減らしましょう。
足のアーチが崩れて扁平足(土踏まずが無い状態)になっている人はアーチを作っていく事で神経が圧迫しない状態を目指していきます。足裏の筋力が弱い事が考えられるので足の内在筋(母指球筋・小指球筋・足底方形筋・短趾屈筋・足の虫様筋・底側骨間筋)を鍛えていきます。鍛え方は足裏を床に付けた状態でグー・チョキ・パーを出来るようにします。出来るようになってきたら甲出しの練習をすると必要な筋肉を鍛える事が出来ます。
あまり努力はしたくない・足の筋トレがうまく出来ないというひとはテーピングやインソールを使って症状を改善していく方法もあります。
症状を改善を早く出したい時は注射療法もあるようです。リドカインやステロイドといった種類を使用するようです。注射で効果がでる場合は保存療法で改善していく見込みが高くなるそうです。