熱中症と脱水症②

前回は熱中症と脱水症の違いなどに触れましたが、今回はもう少し具体的な症状や対策を紹介していきます。

熱中症自体は知識と対策をしっかりとする事で予防が可能になります。しかし、油断して対策を怠ると場合によっては生命に危険が及ぶ事もあるので、状態によってベストな行動が出来るようにしましょう。

熱中症の症状は3つに分類する事ができます。

□Ⅰ度(軽症) めまい・筋肉痛・筋肉の硬直(こむらがえり) これまでは熱失神・熱けいれん・日射病と呼ばれていました。

Ⅱ度(中等症) 頭痛・吐き気や嘔吐・全身のだるさ これまでは熱疲労と呼ばれていました。

Ⅲ度(重症) 意識障害・全身のけいれん・活動性の低下・高体温 これまでは熱射病と呼ばれていました。

Ⅰ度では身体を冷却して水分と塩分を補給することで回復していく事がほとんどなので医療機関は受診しなくていいケースが多いです。状態が悪化していかないかは気を付けて観察しましょう。

Ⅱ度やⅢ度になると身体を冷却しながら点滴で水分・塩分の補給が必要になってくるので医療機関を受診する事になります。

予防が重要になってきます。具体的な行動を紹介していきます。

基本的な事になりますが暑さに負けない体力が必要になります。体力作りは時期に関わらず一年を通して地道に行う事が大切になってきます。適度な運動を日ごろから行う毎日習慣で同じような運動をしていると体力レベルも行っていない時と比較すると体力も高くなりますが、その日の自分の体調を把握しやすくなります。

その上で水分や塩分補給をこまめに行う事が出来ればより良いのではないでしょうか。

または適度な運動を行い、日常生活での用事などをしていれば誰でも体力を使い疲労はしていきます。疲労を回復するには睡眠が重要になってきます。良質な睡眠を取る事が出来るように環境にも気を配りましょう。通気性や吸収性の良い寝具を使用し、エアコンを上手に使用してぐっすりと眠れるように心がけましょう。

 

 

 

診療時間

お越しの際は

横浜市中区本牧町2丁目284-16
【アクセス】
JR線「山手」駅より徒歩17分
JR線「石川町」駅よりバス10分
【お車でお越しの場合】
当院前の本牧通り
11:00~15:00まで駐車可です。
 

院長のヒトリゴト

  1. 2024.10.09

    腹式呼吸
PAGE TOP