前回は肩こりの原因や症状などと世間のイメージについて話を進めました。
なんとなく症状は似ている部分もあるけれど、原因はいろいろあるので症状の改善は人それぞれになります。
分かりやすいように原因別におこなう方法を紹介します。
□姿勢や動作 長時間同じ姿勢で座ったり立ったりすることや、不自然な動作が肩に負担をかけることがあります。
猫背を矯正したり、関節の柔軟性を高めると症状が改善しやすくなります。ひとつの方法として骨盤の前傾と後傾を交互に繰り返し、この動きに合わせて前傾の時は背中を反らし、後傾の時に背中を丸めるという動きする。
□ストレス ストレスや緊張が筋肉に影響を与え、肩こりを引き起こすことがあります。
肩こりを起こすストレスはネガティブに感じることが原因になるので、ストレスに感じている事を排除できれば理想です。現実的に排除が難しい場合は、ストレスと発散するようにしましょう。まずは自分の好きなことに時間を費やします。好きなことが何だか分からない時は楽しい・うれしいと感じる行動をしましょう。
□運動不足 運動不足により筋肉が硬くなり、肩こりを引き起こすことがあります。
ずばり体を動かす習慣を身に付けます。手軽に始められるのはウォーキングになります。特別に用意するものなくエスカレーター・エレベーターを使う頻度を減らして歩く距離を増やして、体を動かす時間を稼ぎます。慣れてきたら体を動かす量を増やしていきましょう。
□寝具 適切でない寝具や寝姿勢が肩に負担をかけることがあります。
簡単に変えることが難しいので寝具の気になる点に工夫をしていきます。硬さが気になになる時はタオルを敷いて調整してみましょう。枕の高さが気になる時は枕にタオルを重ねたり、枕を使うことをやめたりして調整してみましょう。日によって感じ方が変わっても不思議ではないので、その日の寝心地で決めると良いです。
□怪我や病気 肩の怪我や関節の問題、筋肉の疲労なども肩こりの原因となります。
症状によって、日常生活に支障があるようなら、病院やクリニックで検査をしましょう。病気がみつかれば、その病気に対して治療をすることで改善する可能性が高くなります。異常がなければ、慢性痛の対応を理解することから始めてみましょう。