テニス肘の話が続いています。
今回は治療方法に焦点を当てて話を進めていきたいと思います。
治療方法は大きくふたつに分けることができます。
保存療法と手術療法です。
テニス肘は保存療法が有効と言われ、おおよそ半年から1年くらいかけて治癒にいたることが多いようです。
保存療法には
□安静 痛みの出る動き止め患部をに休息を与えて回復を図る方法。
□リハビリ ここに手技療法・ストレッチ・筋力トレーニングなど入ってきます。それぞれの特性を活かして患部の回復を図ります。
□物理学療法 冷却・温熱・電気などを使用して患部の回復を図っていく方法。
□薬物療法 非ステロイド性消炎鎮痛剤や湿布などを使用して炎症を抑えながら回復を図る方法。痛みがあまりにも強い時はステロイド注射を患部に行います。
□装具療法 テニス肘専用のサポーターを使用して患部へ負荷を軽減させて回復を図る方法。
などがあります。
具体的な治療方法は沢山あると思いますが、大体はこの大枠に納まってくると思います。
これらの方法をおこなっても全く効果が出ない時に手術療法が検討されます。
□手術療法 手術方法は、関節鏡視下で変性した組織を郭清にしたり、付着部の部分切除など病態に応じて手術内容を検討するようです。
ここから当院で行うテニス肘の施術方法を紹介しています。
施術の方法は痛みの出かたによって変わってきます。
たとえば手首を動かす時が一番痛みを感じる時は手首や皮膚の角度を変えて動かしてもらい、痛みが軽減して行くポジションを探していきます。
そのポジションがあれば無意識の状態でもポジションをキープできようにしてきます。
また、筋肉などを押さえて手首を動かしもらい痛みが軽減する場合は、やはり同じような状態をキープできるようにしていきます。
このような感じで患部の状態が同じだったとしても、痛みが軽減していくポジションを見つけるようにしてから患部の回復をさせるアプローチをおこうなうと日常生活を送りながら回復を目指しやすくなります。