腰痛改善のひとつの考え方

腰の痛みで悩んでいる人は意外と多く、日本に約2800万人いると言われています。

腰の痛みと一括りに難しく、痛みの出方や感じ方などは沢山のあるのでパターン化しきれない部分もあります。

痛みの出る場面は動かなくても痛い・動くと痛い・動き始めのみ痛いなど言い出したらきりがないくらいあります。

唯一、パターンとして分けることができるとしたら急性痛or慢性痛なのかということになります。

□急性痛 原因があきらかにあり、組織に損傷があって、身体に生じた危険を知らせるアラームの役割をしている。概ね痛みの期間は3ヵ月以内。

□慢性痛 原因が不明瞭だったり、原因よりも痛みがはるかに大きいがQOL低下に繋がる。

腰の痛みで悩んでいる人をとりあえずこのパターンに当てはめていくと急性痛よりも慢性痛のほうが多いことは間違いありません。

腰で起こる急性痛で考えらるもの

□外傷によるケガ

□ギックリ腰

□腰椎椎間板ヘルニア

□腰部脊柱管狭窄症

□化膿性脊椎炎(感染症)

などがあります。

ここで紹介している疾患はメディアなどでもよくみかけるものが多いです。

これら急性痛の時点で痛みを取り除いていかないと慢性痛に移行してしまいます。

急性痛と慢性痛は表裏一体ですが痛みとして考えると別物になるので対応方法も変わります。

腰の痛みでつらい思いをしている人も痛みの始まりは急性痛からですがそこから慢性痛へ移行していく。

この移行期間が非常に複雑なので慢性痛の原因は不明瞭と言われる所以になります。

慢性痛の詳しいことはここでは割愛しますが慢性的に腰に痛みを感じている人は慢性痛の自覚あります。

そして、痛みの原因は急性痛になった時のものをずっと言い続けます。

よくある例では何十年も前のギックリ腰によって痛みがずっと続いているという人もいます。

似たよう事を言う人も少なくありません。

それだけ記憶に残る出来事だったということですが、構造的・生理学的にはありえません。

慢性的な腰の痛みを改善していこうと思ったら原因よりもどうやって痛みを感じないようにするのかを考えていくことが大切です。

 

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