転倒とアルコール

暑い日が続くと冷えた飲み物や食べ物はとても美味しく感じます。

ビアガーデンなどはじめとしてアルコール類を飲む機会も増えてくるのではないでしょうか。

アルコールは水分を失うので熱中症には気をつけたいです。

また、アルコールは適度な量であれば問題もありませんが、体調次第では普段はなんでもない量だとしても、

アルコールの巡りがよくなってしまい酔いが早く訪れることもあります。

こうなると怖いことは転倒になります。

判断能力・身体能力が低下すると年齢に関係なく転倒します。

その結果、大きなケガを負ってしまう人も出てきます。

酔っている状態で転倒した時に大きなケガとして骨折があります。

その他には捻挫・打撲や格好によっては擦り傷・切り傷などもあります。

極端な話をすれば、転倒をしても運よくケガなど何もなければ問題はありません。

しかし、アルコールで酔っていて転倒してしまった時のリスクはあるので頭の片隅に入れておきましょう。

□頭部打撲 アルコールが入っている状態だと普段なら転倒時に手をついたり、受け身を取ったりすることで頭部を打ち付けることはあまりありませんが、身体能力が一時的に低下するので考えられないようなことが起こります。

□手首・足首の骨折 アルコールが入っている状態と身体能力の低下・痛みへの鈍化があるので反射的に体をかばうことが出来ずに手首や足首に想像以上よりも体重がかかってしまい骨折をしてしまう人が少なくない。

□脳浮腫の悪化 飲酒が頭部外傷を悪化させることもあります。飲酒している場合、受傷後に脳浮腫が強くなり、病状が重くなることが指摘されています。

□その他のリスク

転倒後倒れていても、酔って寝ていると誤解されて通報されないことがある。

転倒後そのまま自宅に帰って寝込んでしまい、病状が悪化していることに気づかず、昏睡状態で発見されることがある。

病院を受診しても意識障害と酩酊状態の判断がつきにくいので初動が遅れることがある。

アルコールの飲みすぎは気をつけましょう。

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院長のヒトリゴト

  1. 2024.09.15

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