生活をしていると体に疲労感があったり、精神的に疲労を感じたりすることは誰でもあると思います。
そんな時は疲労感を早く取り除いていきたいですね。
「寝てしまえば回復するでしょ」といった声も聞こえてきそうですが、少し理論的なことも含めて話を進めていきたいと思います。
体に疲労を感じている時は身体のホメオタシス(恒常性)の乱れを教えるサインになっているようです。
ホメオタシスの乱れは知らせる三大アラームは疲労感・痛み・発熱になります。
ホメオタシスとは生命を維持するために外部環境にかかわらず身体を一定の条件に保つのための機能になります。
たとえば体温はおおむね36度くらい・擦り傷や切り傷なども修復して元の状態に戻っていきます。
要するに何も不便を感じていないで生活していけることが身体の基準になります。
ここから外れようとする時に疲労感を感じるといったことがホメオタシスの乱れているということになります。
疲労の話になると必ずといっていいほど乳酸の話が出てきます。
乳酸が体に溜まると筋肉の疲労回復の妨げになるといわれていた。現在では神経活動の妨げにはならないと分かり、近年では筋肉の保護に役立っているとも考えられているようです。
このように以前の常識が現在では180度違うということもあるので、知識はアップデートは必要になります。
疲労は3種類に分けることできます。
□肉体的な疲労 体を動かすためのエネルギーが足りなくなり、体を思うように動かせなくなる状態
□精神的な疲労 心の疲れを指します。日常におけるストレスや不安などによって生じますが、
□神経的な疲労 視神経などの使い過ぎによって起こるもの。
これらが単独で疲労として実感するよりも、この3種類が絶妙に絡み合うことによって疲労につながっていきます。
最終的にこれらのデータが脳に送られて、脳の中にある自律神経の中枢である視床下部や前帯状回と呼ばれる部位で判断がくだされます。