スポーツをしていると上達をするために同じ動きを繰り返し練習をすることで体を痛めしまう場合があります。今回はオーバーハンドの動きが多いスポーツでの肩のケガについて紹介をしていきます。
肩を痛めやすいスポーツは野球・ハンドボール・アメリカンフットボール・バレーボール・やり投げなどがあります。どの競技にも共通していることはオーバーハンドの動きが多いことになります。肩の痛みというと一般的には野球肩という呼び名がメジャーになってくるのではないでしょうか。肩が痛くなるのは野球だけではないので、おそらく競技人口が多いことによって肩を痛める人数も必然的増えたことによって野球肩と呼ばれるようになったのだろうと思います。
ただ、野球肩は肩の痛み全般を指す言葉になるので、痛み改善仕方や競技に復帰するまでのプロセスは疾患によって変わってきます。
□インピンジメント症候群 肩と動かしたり、肩を安定させるための筋肉が肩を動かした時に筋肉が骨に衝突をしたり、骨と骨に挟まれたりすることで痛みがでる。
□滑液包炎 関節を動かす時に起こる摩擦を軽減させるために働いているのが滑液包になります。この滑液包に繰り返しの刺激が過度にかかってくると滑液包が炎症してしまい痛みや腫れなどがでる。
□上腕二頭筋長頭腱炎 筋肉が骨に付着している部分を腱と呼びます。この筋肉は肘を曲げたり、腕を回したりする時に活躍する筋肉になります。繰り返し動かすことによって腱が周りの組織と擦れてしまい炎症を起こし痛みなどがでます。
□腱板断裂 肩を動かすための筋肉(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)これらをまとめて腱板と呼びます。この筋肉のいずれかが切れてしまうこと腱板断裂といいます。完全に切れる時と部分的に切れる時がありまうがどちらも痛みを伴うことがほとんどになります。完全に切れてしまうと切れた筋肉の動きが出来なくなります。
□関節唇損傷 関節窩の辺縁にある軟骨でここが傷ついたり、裂けたりすると肩に痛みや引っ掛かり・不安定感などがでてくる。