体の相談を受ける時にしびれについて聞かれることは少なくないです。今回は手に感じるしびれについて紹介をしていきます。
ざっくりと手がしびれるといっても手全体なのか。それとも手の一部分に感じているのかで話が変わります。もちろろん、しびれを感じ始めてから時間が経過しているのか。しびれが始まったばかりなのか。一言でしびれるといっても人によって条件が様々になってきます。
しびれにも生命に関わるものから放っておけば治るものまであります。しびれ始めてた瞬間がはっきりと分かり、ご自身の中で原因がはっきりとしない、いわゆる突然に起きたものについては脳梗塞など生命に関わる原因がある可能性が否定できないのでしびれの範囲やしびれ感がドンドン増してくるなら救急車を呼んでいいと思います。それぐらい緊急性の高いものになります。通常であれば一生のうちに一度あるかないかのことになるので躊躇する必要はないと思います。
ここからはしびれの原因で比較的多いものになってきます。手にしびれがあると相談された時に原因を大きく区分けすると脳・首・肩・肘・手首のどこかで神経や血管が圧迫されていることがほとんどになります。ここでは脳梗塞など血管が詰まってしうものは除外します。
まずは手のどの部分にしびれを感じているのか確認をしてみましょう。中指を中心に親指側or小指側のどちらにしびれをかんじているのか。それともしびれを感じている特定の指があるのか。手全体にしびれを感じているのか。この3パターンを自覚していると原因にスムーズにたどりつけることが多くなります。
なぜかというと神経には支配領域というものがあって首の何番目から出ている神経はどの筋肉を動かして、感覚はここからここまでと範囲がと決まっています。もちろん若干の個人差はあります。訴えが細かくなるほど予想がしやすなることにつながっていきます。
疾患として代表的なもの
□頚椎症性神経根症
□肘部管症候群
□手根管症候群
□橈骨神経麻痺
□膠原病
などがあります。
次回以降、疾患別で紹介していきます。