ようやく暑さもひと段落して秋冬に向かっていきそうな気温の変化がみられ始めました。季節の変わりはギックリ腰や寝違え症状の方が相談に現れる傾向が強く、なぜか、そのような症状の人が現れると同じ症状の人が続きやすいです。
どちらの症状も急性痛になるので初期対応はセオリーにしたがって行うことがベストだと考えられます。今回はギックリ腰について解説をしていきます。
ギックリ腰になるイメージは重い荷物を持とうと力を入れた瞬間は分かりやすいと思います。また腰を痛めるのも納得しやすいのでは。実際はこのパターンも少なくありませんが、何気ない日常生活の動作でギックリ腰を起こしてしまうことも多いです。例えば、布団から起き上がる・イスから立ち上がる・しゃがむなど、とても腰に無理な負荷がかかったとは思えなくてもギックリ腰になることはありえます。
運悪くギックリ腰になってしまった時の行動は
痛みを感じないもしくは楽に感じる体勢で安静にする。可能なら氷水や保冷剤などを使用して冷やしましょう。冷やすことによって痛めた筋肉の炎症を抑えることで一時的に痛みが和らげることができ、この時間が一呼吸おくことにつながり少し冷静になります。ここで冷やしながら、今後のスケジュールを整理していきましょう。仕事や学校があるのか。それとも休みなのか。この違いでこの後の行動が変わってきます。
この時点では痛みのある場所を冷やしているのでどのくらい動けるようになっているのかは分かりません。もし、体を休める時間を確保できるとなったら、迷わずに無理することなく1日くらいは安静にして、必要に応じてゆっくりと動く程度に行動はおさえましょう。
体を休めている時間は確保できないとなった時は、痛みを感じている場所を冷やすの約10分なので時間が経過したらゆっくりと動けそうか確認をしましょう。まれなパターンになりますが、上手くいくと痛みはかなり減少して動けるようになります。
痛みが残っているパターンは次回解説していきます。