身体に痛みがあると場所を問わず、生活を送るのにとても不便になります。今回は手首周辺の痛みについて紹介をしていきます。
手首が痛くなる時の代表的なパターンは手を付いて捻ってしまうなど外傷と呼ばれるものと日常生活で手を使い過ぎてのパターンに分かれることが多いです。もちろん他に原因がないわけではありませんが、遭遇しやすいものに焦点をあてていきます。
明らかに原因がはっきりしている手を付いて捻ったや手をぶつけた時に考えられることは
□骨折 骨が折れてしまい動かしても動かさなくても痛みがでます。
□脱臼 関節を構成する骨の位置関係が正常でなくなります。じっとしていても痛みます。関節状態が正常でないので動かすことができません。
□捻挫 関節が通常動く範囲以上に動いてしまい靭帯や関節包などの軟部組織を痛めてしまう状態
□打撲 体の一部が外力により強い衝撃を受けて皮膚やその下の軟部組織が損傷すること
いわゆる外傷と呼ばれる状態なので痛めた瞬間のことは分かっていると思います。この時は専門家に診てもらうことはもちろんですが、ケガをした直後の対応を覚えておくと状態を悪化させる可能性を減らすことにつながります。
POLICE(ポリス)と覚えていきましょう。
□Protection(保護)患部が動かないように身近にあるもので構わないので添え木の変わりに使用する。
□Optiomal Loading(適切な負荷)患部に対して適切な圧迫をする。分からない時は無理行わなくてもよい。
□Ice(冷却)アイスバックやビニール袋に氷と水を入れて冷やしていく。時間はおおよそ10分前後。痛みを軽減させる効果を得ることができます。
□Compression(圧迫) 内出血や腫れを防ぐために、弾性包帯などで圧迫する。
□Elevation(挙上)患部を心臓よりも上げるようにする。
今回は外傷で手首を痛めてしまった時の種類や応急処置の知識をしました。次回は使い過ぎで起こる痛みについて紹介をしていきます。