異所性骨化

体に痛みを感じる時、情報を集める為にPCやスマホで検索をして調べると体の歪み・姿勢などから筋肉が硬くなり痛くなりますと解説されているものがヒットする確率が非常に高いです。この理屈が正しい・間違っているということはさておき現実は自分の症状にたどり着くことも簡単ではありません。

筋肉が硬くなって痛いと感じていればなおさら上記の理由がヒットしてしまいあきらかに症状は違うのに他のものが見当たらないケースも多々見受けられます。

その代表的な疾患に異所性骨化があるので紹介していきます。

異所性骨化とは、本来は骨組織が存在しないはずの場所(軟部組織)に骨形成が起こります。骨化の場所により症状は変わります。

主な症状

□痛み

□運動障害

□骨化している場所の腫れ

□脊髄症状

などがあります。

検査は画像所見と血液検査によって見分けることができます。早期発見をすることで予後は比較的にいいと考えられますが脊髄を圧迫してしまう恐れのある後縦靭帯や黄色靭帯などのに骨化が存在し、手指のシビレ・首や肩の痛み・排尿障害など脊髄症状が現れた時は速やかに専門医を受診し、治療を進めましょう。

部位により異所性骨化は骨化性筋炎・後縦靭帯骨化症・黄色靭帯骨化症などがあります。この中では骨化性筋炎が身近になると思います。

なぜかというと打撲をはじめとする外傷からなることが多いからです。特にコンタクトスポーツで太ももにみられます。重症化にならないように初期対応が大切になります。RICE処置を行うことによって打撲でおさめることが可能になり、万が一骨化性筋炎に移行してしまっても範囲を最小限に抑えられるので回復するまでの期間は短くなります。

予防で大切なことはケガをしてしまった時に自己判断をせず、専門家に状態を確認してもらい初期段階で適切な対応をすることです。

また、ケガが発端になると言われているので普段から体の柔軟性・バランスや筋力をつけケガしにくい身体づくりをしましょう。

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