前回に引き続きゴルフで起こる腰痛について話を進めていきます。
今回のメインになる腰痛の中でも慢性的なものになります。
慢性痛の特徴としては原因となる構造的な部分に異常が見られないが3ヶ月以上続く痛みになります。痛みの強弱に関しては人により大きな差があり日常的に痛みを抱えながらも生活はできるレベルから痛みのレベルが高く休職や失業などに発展してしまうものまでかなりの幅があります。また痛みの強弱に波があることが多いです。
波とは何を指すのか。
原因がある痛みなら例を上げると捻った・ぶつけたなどで腫れたということがあれば痛みがあっても腫れが引いてくると痛みも治まってくると理屈がわかりやすいです。これが急性痛になります。
慢性痛でよく聞くフレーズが「思い当たることはないけど痛くなる」そして自然と痛みが弱くなるといった痛みの出現の仕方になります。
ゴルフをしている人の場合はプレー中はあまり気にならないが終ると腰が痛くなる。そして、日常的にも腰の痛みをやんわりと感じている。慢性痛の典型なパターンに当てはまる人が多いようです。
このような時に症状改善のために筋肉の柔軟性を高めたり、苦手な動きを習得したりするといいと思います。その方法として施術を受ける・エクササイズを行うなどがあります。
ポイントになる項目をいくつかピックアップします。
□前傾姿勢 ゴルファーならお馴染みの言葉ですが、この姿勢を維持しようと腰に力が入ってしまう人が多いので下腹部に力を入れることが出来るようにします。結果、腰の力みが無くなりゴルフ後の腰の痛みが改善することが多々あります。前傾姿勢をキープしている時にどこに力が入っているのか確認しましょう。
□カート利用が多い スロープレーにならないようにカートを上手く使うことは大切な要素のひとつですが、スイングしてカートに乗るを繰り返していると体が冷えたり、動く準備不足になる可能性があるので、可能ならば歩いて頭と体を動く状態でキープしましょう。
ゴルフ特有のもの題材にしました。もちろんストレッチなど必須事項です。