健康的に日常を過ごすためには体に痛みを感じないことも大切なひとつの条件になると思います。
そうすると痛みは感じない方が幸せだなと考えても不思議ではありません。
しかし、痛みにも役割があります。
そこで痛みについて知識を深めていきましょう。
誰でも痛みの感覚は基本的に嫌な感覚であり出来れば経験したくない感覚だと思います。この感覚があるので自分の体が傷を負わないように気をつけることにもなります。このように痛みの存在によって体が守られている部分もおおいにあります。先天性無痛無汗症の人は痛みを感じないので一般的にケガなどのあるリスクとされる行動にも恐怖を感じません。それは痛みがないからになり骨折など大きなケガをしても気がつきません。その為に短命になりやすいようです。このように痛みを感じることは大切な機能のひとつになります。
痛みの存在を知る上で分類や種類を知っておくと痛みと対峙した時に役立つと思います。
痛みの分類方法として部位で分ける考え方あり、体性痛と内臓痛に分けることができます。
□体性痛 体表への刺激によって痛みが出ます。刺激には熱刺激・機械刺激・化学刺激があります。
熱刺激→例 お風呂温度が高いと熱いなどによる刺激
機械刺激→例 つねる・叩くなど圧力による刺激
化学刺激→例 ブラジキニン・ヒスタミン・プロスタグランジンなど化学物質による刺激
□内臓痛 内臓実質に痛みは感じません。腹膜の過伸展や平滑筋の痙攣性収縮などで痛みを感じます。
原因による分類
□侵害受容性疼痛 ケガや外傷などによる炎症・熱刺激・機械刺激・化学刺激・細菌の侵入など
□神経障害性疼痛 神経が障害され痛みに対して過敏になり必要以上に痛みを感じてしまう
□心因性疼痛 痛みへ意識が強くなり身体的に原因が見当たらないが痛みを感じてしまう
大枠だけでも何となくイメージできると思います。ここでの内容は痛みを改善に導くための入口と考えましょう。