年齢に関係なく膝の痛みで悩んで相談をされる方が増えてきています。
何が原因で増えてきているかはわかりません。
同じ膝が痛いと訴えてくる方でも、痛みを感じる場面が違ったり、膝の範囲の中で痛みを感じる部位が違ったりするので統一できる原因はなく、人とそれぞれになっています。
おおまかに年齢や運動の頻度で分けていくと
0〜20代や運動を定期的に行っている方は瞬発的な負荷で靭帯を痛めてしまうなどあきらなか軟部組織損傷を伴う傾向が強いです。
30〜50代くらいになってくると健康の為に運動を再開したり、やり始める方が出てきます。そうすると軟部組織損傷の場合や原因になるような自覚がないケースに分かれる事が多いです。
60代以降になると変形性膝関節症と言われる方が増えてくる印象が強くなります。日常的に痛みを感じ階段昇降や坂を下る動作がつらいと訴える方が増えてきます。
痛みを感じている人の心配ごとは痛みがこの先ずっと続くのではと言われる方多いです。この傾向は年齢の高い方ほどこの傾向はつよくなるようです。
逆に若い年代だとスポーツでのケガによる痛みが多いので復帰までの期間が気になる方が多くなります。その方の背景によっても気になることや心配することは変わってきます。
痛みの改善をどのようにして行っていくのか。
考え方として器質的損傷の有無によって変わってきます。
器質的損傷がある場合は感じている痛みの感覚を減少させながら損傷している部位が出来る限り最短で回復していく方法が基本的な方針になります。この時は専門医に診てもらうべき状態かを判断します。そこまで重篤ではないと判断できた場合は当院で施術を行います。
器質的損傷がない場合は痛みを感じにくい動きの有無を確認します。痛みを感じにくい肢位や動かし方がある時はその方向にあわせて施術を行っていきます。変形性膝関節症についてもこの手順で進めていくと痛みが軽減して行く方は多くいます。