発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達の偏り(凸凹)により、コミュニケーション、行動、学習などに困難が生じ、社会生活に支障をきたす状態を指します。
外見からはわかりにくく、症状の現れ方は個人差が大きく、「わがまま」や「育て方の問題」と誤解されやすいのが特徴になります。
日本では発達障害者支援法で定義されていて、
自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、限局性学習症(SLD、旧称学習障害)などが主な種類です。
□自閉スペクトラム症(ASD)
以前は自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害などに分かれていましたが、DSM-5以降、スペクトラム(連続体)として一括りになりました。
主な特性は 社会的コミュニケーションの困難(相手の気持ち読み取りが苦手、会話のキャッチボールが難しい、目が合いにくい)。
限定された興味や反復行動(特定の物への強いこだわり、同じ行動の繰り返し、感覚の過敏・鈍麻、例: 音や光に敏感)。
幼少期から気づかれることが多く、知的障害を伴う場合と伴わない場合があります。成人期に診断される人も増えています。
□注意欠如・多動症(ADHD)
不注意、多動性、衝動性が主な特性で、年齢に不相応なレベルで現れます。不注意:集中が続かない、忘れ物が多い、ミスが多い。
多動・衝動性:じっとしていられない、順番待ちが苦手、衝動的に行動する。
子どもの頃に目立つことが多く、成人期まで続くケースも。ASDとの併存が頻繁に見られます。
□限局性学習症(SLD、旧学習障害)
全体的な知能は正常なのに、特定の学習領域(読む、書く、計算するなど)に著しい困難がある状態。例: ディスレクシア(読み障害)、ディスカリキュリア(計算障害)
その他、チック症、吃音、協調運動症なども発達障害に含まれます。
発達障害は「障害」ではなく「特性」の違いです。適切な理解と支援で、強みを活かし充実した生活を送れます。
気になる事がある時は一人で悩まず、専門機関に相談をしてみましょう。

















