生活習慣病に関連する疾患

生活習慣の関連で何らかの疾患を抱えている人は日本の成人の約半数と言われています。

主な疾患は以下になります。

□高血圧

概要 血圧が慢性的に高い状態(収縮期140mmHg以上または拡張期90mmHg以上)。

有病率 日本人で最も多く、40歳以上の約半数が該当。加齢や塩分過多が要因。

リスク 脳卒中、心臓病、腎不全の引き金。無症状で進行する「サイレントキラー」。

□糖尿病(主に2型糖尿病)

概要 血糖値が上昇し、インスリン作用が低下。肥満や遺伝が関与。

有病率 成人男性の約20%、女性の約10%。予備軍を含め2,000万人超。

リスク 網膜症、腎症、神経障害、感染症増加。心血管疾患の2-4倍リスク。

□脂質異常症(高脂血症、ディスリピデミア)

概要 LDLコレステロール高値、HDL低値、中性脂肪高値。

有病率 40歳以上の約40%。肉中心食や運動不足が原因。

リスク 動脈硬化を促進し、心筋梗塞や脳梗塞の基盤。メタボの構成要素。

肥満(特に内臓脂肪型)

概要 BMI25以上、または腹囲(男性85cm、女性90cm以上)。

有病率 成人男性の約30%、女性の約20%。カロリー過剰摂取が主因。

リスク 上記疾患の温床。メタボリックシンドローム(肥満+高血圧+糖尿病など)の中心。

□心疾患(狭心症、心筋梗塞、虚血性心疾患)

概要 冠動脈の狭窄や閉塞。動脈硬化が原因。

有病率 死因第2位(年間約15万人死亡)。50歳以上で急増。

リスク 突然死の可能性。喫煙や高脂血が悪化要因。

□脳血管疾患(脳卒中:脳梗塞、脳出血)

概要 脳の血管障害。高血圧が最大要因。

有病率 死因第4位(年間約10万人死亡)。後遺症(麻痺、言語障害)が重い。

リスク 生活習慣病の合併で発症率向上。塩分・ストレスが関連。

□がん(大腸がん、肺がん、胃がんなど)

概要 喫煙、飲酒、食物繊維不足が誘因。生活習慣関連がんは全体の30-50%。

有病率 肺がん(喫煙関連)が男性で多い、大腸がん(食習慣関連)が急増。

リスク 進行性で予後不良。禁煙・野菜摂取で予防可能。

これらは生活習慣で予防しやすい部分もあるので罹患する前の行動が大切になります。

 

診療時間

お越しの際は

横浜市中区本牧町2丁目284-16
【アクセス】
JR線「山手」駅より徒歩17分
JR線「石川町」駅よりバス10分
【お車でお越しの場合】
当院前の本牧通り
11:00~15:00まで駐車可です。
 

院長のヒトリゴト

PAGE TOP