8月もあと残りわずかになってきましたが、涼しくなる気配もなく相変わらず暑さが続いています。
暑さで調子を崩したといった声もチラホラ、耳に入ってきます。
そうすると夏バテも心配になってきます。
夏バテは暑さや湿気による体力の消耗、食欲不振、睡眠不足などが原因で起こる体調不良になります。
身体的症状
□倦怠感・疲労感 全身がだるく、普段の活動にエネルギーが出ない。
□食欲不振 暑さで胃腸機能が低下し、食事が進まない。
□睡眠障害:寝苦しさや夜間の暑さで眠りが浅くなり、朝起きても疲れが残る。
□頭痛・めまい 脱水や電解質不足、血圧変動により頭痛や立ちくらみが起こる。
□消化器症状 胃もたれ、吐き気、下痢、便秘など、胃腸の不調。
□発汗異常 過剰な汗や、逆に汗が出にくい状態(熱が体内にこもる)。
□筋肉のこわばりやけいれん 電解質のバランス崩れによる筋肉の不調。
精神的症状
□イライラや気分の落ち込み 自律神経の乱れや睡眠不足による情緒不安定。
□集中力低下 暑さや疲労で注意力や思考力が落ちる。
□無気力 やる気が出ず、普段の活動に興味が持てない。
その他の症状
□口渇・喉の渇き 脱水傾向による強い喉の渇き。
□皮膚のトラブル 汗による肌荒れや、乾燥によるかゆみ。
□体温調節の異常 暑さへの適応が難しく、寒暖差で体調を崩す。
これらを防ぐために対策として
□適切な水分補給 1日に2~2.5リットルの水を目安に、喉が渇く前に少しずつこまめに飲むようにする。
□バランスの良い食事 栄養バランスを意識することが大切になります。
□質の良い睡眠 暑さで寝苦しい夜は睡眠の質が低下し、疲労が蓄積します。寝室の温度は26~28℃、湿度は50~60%に保つようエアコンや除湿機を活用し、タイマーで切らないことをおすすめします。
□適度な運動 暑さで運動不足になると代謝が落ち、夏バテしやすくなるので、ウォーキングやストレッチ、ヨガなどの軽い運動を週3~4回、30分程度おこなうことをおすすめします。
□体温調節と環境 管理外出時は帽子や日傘、UVカット素材の服で直射日光を避けて、体に熱がこもらないよう気をつける。
□ストレス管理とリラックス 暑さはストレスを増大させ、夏バテを悪化させるのでスケジュールに余裕を持たせ、無理のない生活リズムを心がける。
□生活習慣の見直し 夜更かしを避け、22~23時頃に就寝する習慣をつけると、体のリズムが整いやすくなります。