ケガの予防の話は前提条件が大切

最近とある記事で中学生までの野球で学年別の特徴的なケガが紹介されていた。

このような部位だった。

□小学5・6年生は肘

□中学1・2年生は膝

□中学3年生は肩

といった内容で紹介されていました。指導実績のある方で今もチームを指導しているようなので現場でのリアルな状況なのだと思います。そして、話の流れはケガをしないために、何が大切になってくるのか。となり、ここでは言っていたことは一番大切なのは体の柔軟性ですと言い切っていました。このように強く言っている理由は見てきた子供たちで体の硬い子が多かったのと文字数などの関係で細かい部分までは書けなかったのではと推測しています。

体の知識がない人に気をつけてもらいたいことは、この記事を読んだ時に盲目的にケガの予防には体の柔軟性が一番大切と信じてしまうことです。柔軟性も大切な要素になりますが、ケガをしてしまう理由は他にも考えられるからです。たとえば、ケガをしないからといっても体が硬い人もいれば、柔らかい人もいます。いわれれば、「確かにそうだね」と思えるかもしれません。しかし、文字で読んでしまうとワードのみが頭に残っていしまい視野が狭くなることもあります。

また、別の見方をすると野球に関わっている、野球が好きという人たちなら球数制限があることを知っていると思います。これは肩や肘のケガが対象になりますが、投げすぎることが原因で起きるケガ(故障)といわれています。

ケガを起こす原因になる項目だけを取り上げるとパッとふたつになります。他のことは関与しないのかというとそんなことはありません。また、個人差もあるので、体の強さや得意不得意もあります。

ケガを起こさないようにしようと考えた時に大切なことは、その子に適したアドバイスをすることになります。その結果が体の柔軟性になるかもしれない。または、投げすぎ注意かもしれない。はたまた、投げ方や走り方になるかもしれません。

大きい括りでの内容と個別での内容を混同しないようにしていきましょう。

 

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