体に痛みや違和感などがあれば不快だと思います。
その中のひとつに、「バーニングフィート症候群」というものがあります。
別名は「灼熱脚症候群」ともいいます。
この症状名は比較的、新しいものになります。
どのようなものかというと
足の裏や足全体に焼けるような感覚、灼熱感、ピリピリとした痛みやしびれが両足に現れることが多いです。
特に夜間に感じることが特徴になります。
原因として主なものが3つあります。
□体内に熱がこもっている 夏場など気温が高くなると体温も自然と上昇していくので、体温を維持するために熱を放出させようとします。この時に手足の血管をひろげて熱を放出する時に手足が一時的に熱く感じます。その感覚が残ってしまうと自覚症状になる。
□眠い 人の体は昼間の活動時は体温が高く、寝ている時は体温が低いという基本的な機能があります。寝る前に胎内の熱を放出する際に一時的に手足が熱くなる。
□血行不良 足に疲労がたまって、夕方にふくらはぎがむくむなどの結果、自覚する症状が出る。
この他にも
□末梢神経障害 末梢神経の損傷や機能障害が最も一般的な原因です。糖尿病性神経障害やアルコール性神経障害が代表例で、血糖値の長期的な高値や過度の飲酒が神経を損傷し、灼熱感を引き起こします。
□ビタミンB群欠乏 特にビタミンB12やB6の欠乏は、神経の健康を損ない、足の灼熱感を引き起こす可能性があります。ビタミンB12欠乏は貧血や神経症状を引き起こすことが知られています。
□甲状腺機能低下症 甲状腺ホルモンの不足は代謝や神経機能に影響を与え、感覚異常を引き起こすことがあります。
□薬剤や毒素 化学療法薬・抗生物質、または重金属への曝露が神経を刺激し、灼熱感を引き起こす場合があります。
□感染症 HIV・ライム病または特定のウイルス感染が神経に影響を与え、症状を引き起こすことがあります。
治療は基礎疾患の有無によって変わってきます。
原因になる事も多いので、症状が気になるときは専門家に相談をしましょう。