外反母趾とバレエの関係

足の形の変形からなる疾患に外反母趾があります。この言葉は聞いたことがある人が多いと思います。形が変形してしまうとどんな不便が出てきてしまうのか。

外反母趾は足の親指の骨が変形をしてきてしまいます。これの何が問題になってくるのかというと足に体重をかける時に地面や床を踏みつけます。外反母趾によって踏みしめる力が4割位弱くなってしまうと言われています。その分の荷重が別の場所にかかり足裏の前方にタコができたりします。足の使い方に偏りが出てしまうので足の指で体を支えることをしなくなるので足の指の筋力が弱まってしまうということにつながりやすくなります。

上記の内容は外反母趾によるデメリットになるのですが、必ず起きるわけではありません。基本的には痛みが伴っていなければ外反母趾だからといっても特に気にすることはありません。足の見た目を気にする場合は対応の考え方は違うものになってきます。

外反母趾を考える時は痛みを軸にするのか。それとも構造的な理由を軸に考えていくのかでだいぶ違います。たとえば、日常生活で支障がないように考えれば痛みがない方が圧倒的に高いです。痛みを主体に治療の軸のを作っていきましょう。

運動を中心に考えていくと痛みと構造的な問題のバランスを考えます。外反母趾の相談がバレエを具体例としていきます。バレエはトゥシューズと先が細くつま先で立ちやすい作りになっています。このシューズを履き足先だけで立つ動きがあります。この時に外反母趾があると床に対して親指から足全体が垂直にならないので効率よく力を加えることできずに母指の付け根の部分に負担がかかってしまい炎症を起こし痛みが出やすくなります。これを防ぐために外反母趾による構造的な弱点を克服するためにテーピングやサポーターなどを使用して親指を矯正すると動きやすさと痛みの軽減を可能にするようです。

外反母趾で痛みがある時は構造的に負担をかけないようにすると痛みも軽減させることにつながります。痛みを強く感じる時はサポート用品を上手くつかいましょう。

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