膝痛と筋力強化の関係

膝に痛みを感じている時に痛みの改善をするためにいろいろな方法があります。

その中でもメジャーな方法のひとつに筋力強化があります。

膝の痛みを経験したことがある人なら太ももの前側の筋肉をつけなさい・強くしなさいと言われたことがあるのではないでしょうか。

筋力強化に励んだ人もいると思います。

筋力強化の内容はアイソメトリック運動(筋肉を収縮させずに力を入れる運動)や軽い重さを使った運動をしたりします。

例えば、座位での膝伸展運動や、ゴムバンドを使った内転・外転運動は、低負荷で安全に筋力を強化できます。

ある程度負荷に耐えられるようになったら、スクワットやレッグプレスなど強度高い筋力強化に移行したりします。

筋力を高めることで、筋肉が適切に機能して、膝への負担を軽減し、関節の安定性が向上します。

関節が安定すると膝蓋骨の動きがスムーズになり、関節面への圧力が均等に分散されます。

これにより、変形性膝関節症や靭帯損傷の再発リスクが低下すると考えられます。

また、筋力が不足すると、膝関節自体が過剰な負荷を受けることになります。

例えば、歩行や階段昇降時に筋肉が十分に働かない場合、関節軟骨や半月板に直接的なストレスがかかり、

摩耗や損傷が進む可能性があります。

筋力強化により、筋肉が「ショックアブソーバー」として機能し、関節への衝撃を吸収します。

特に、体重を支える動作では、筋肉が強ければ強いほど関節への負荷が減り、痛みの軽減や機能回復が期待できます。

筋力強化は、膝の現在の問題解決だけでなく、将来の健康維持にも寄与します。

高齢者では、筋力低下(サルコペニア)が進行すると、膝関節症の悪化や転倒リスクが高まります。

定期的な筋力トレーニングにより、筋肉量を維持・増加させることで、膝関節の寿命を延ばし、活動的な生活を長く続けることが可能です。

また、筋力強化は全身の代謝を改善し、肥満予防にもつながります。

このような事が膝が痛む時に筋力強化をすすめられる理由になります。

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