運動には有酸素運動と無酸素運動があります。
運動をやろうと思った時にどっちをすればいいと相談を受けることがあります。
これの返答は両方やったほうがいいになります。
ただ、誰にでも得手不得手はあるので、得意なほうを継続していくことが大切です。
今回は無酸素運動に筋力トレーニングについて紹介していきます。
筋力トレーニングは筋力を強化してスポーツや日常生活のパフォーマンスを高めることが出来ます。
これは筋肉量が増える・筋持久力が向上することで得られる効果になります。
具体的な効果は以下になります。
□骨密度の強化
骨に適度な負荷をかけると骨密度を高める効果があります。
よって加齢による骨粗鬆症の予防に重要です。
□代謝の向上
筋肉量を増やし、基礎代謝率(BMR)を高めます。
筋肉は安静時でもエネルギーを消費するため、筋肉量が多い人は同じ活動量でもより多くのカロリーを燃焼します。
これにより、体脂肪の減少や体重管理がしやすくなります。
□心血管系の健康促進
心肺機能を直接鍛える有酸素運動ほどではないが心血管系の健康にも役立ちます。
□精神的な健康の向上
運動中にエンドルフィンやセロトニンなどの「幸福ホルモン」が分泌され、ストレスや不安が軽減されます。
また、定期的なトレーニングは自己効力感や達成感を高め、自信を育みます。
□加齢に伴う筋肉量の減少予防
加齢による筋肉量の減少(サルコペニア)は、60歳以降で顕著になりますが、筋力トレーニングはこれを遅らせ、筋肉量を維持・増加させます。
□睡眠の質の向上
運動は体温調節やホルモン分泌を整え、深い睡眠(ノンレム睡眠)を促進します。
良質な睡眠は、疲労回復や認知機能の維持にもつながり、総合的な健康を支えます。
筋力トレーニングをすることによって、これらの効果を得ることができます。
その結果として、生活習慣病の予防につながり、健康的な生活を送りやすくなります。
ケガをしないように取り組みましょう。