前回は筋肉の役割について話を進めました。
今回は骨について話を進めていきます。
骨と聞いて思い浮かぶことはといったら何がでてきますか。
ガイコツ・骨粗しょう症など多そうな気がします。
結果としてはその人が骨について触れる情報になると思います。
そうすると骨の役割などについてはほとんど人が思い浮かばないと思います。
健康を維持しながら生活するためには、知っておくと生活への意識が変わり、
一般的に良しとされる生活習慣を身に付けることができるかもしれません。
骨は何で出来ているのかというと主にふたつの成分になります。
それはカルシウムやリンを主体にしたミネラル成分とたんぱく質の一種であるⅠ型コラーゲンになります。
骨はこのふたつが絡み合って出来ているので強度を保ちます。
人の体に骨は全部で約206個あるといわれています。
□体を支える 合計206個の骨が全身を支えている。
□臓器を守る 外からの衝撃などから大切な臓器を守る。たとえば、頭蓋骨は脳、肋骨は心臓や肺を守る役割をもつ。
□体を動かす 筋肉と密接につながりながら体を動かしている。
□血液をつくる 骨の中心部にある骨髄で血液の元になる赤血球、白血球、血小板がつくられる。
□カルシウムを貯蔵する 体内のほぼ全てのカルシウムが骨で蓄えられている。
骨も新陳代謝していて常に入れ替わっています。
そうすることで骨の劣化を防いで丈夫な骨を維持しています。
ひとつ骨が変わるのに3〜4ヶ月かかり、全身が入れ替わるのに約3〜5年の年月が必要と言われています。
骨にも強い弱いがあります。
骨の強さは骨密度と骨質で決まります。
この両方もしくは片方だけが低下してしまうと骨が弱くなります。
骨密度から骨粗しょう症がイメージは出来ると骨が脆そうと連想しやすいかもしれません。
最終的に骨が弱くなってしまうと本来の機能を発揮できずいろいろな弊害が出てしまいます。