「しれび」と聞いて体のどこの部分が思い浮かびますか。
きっと足が多いのではないかと思います。
正座をすると足がしびれやすいので、経験したことが無い人はいないと思います。
あのジーンとして触られると広がるような独特の感覚は気持ち悪いですね。
しびれは不快な感覚だと認識していると思います。
しびれは何が原因で感じているのか。
大きくは神経と血流によるもので分かれます。
このふたつとも途中で圧迫を受けるなどすることでしびれの反応が出ます。
今回は手に起こるしびれについて紹介をしていきます。
手がしびれしまうと感覚が鈍くなり気持ち悪いなと感じたり、物を掴む感覚乏しくなって落とすことが増える・指を細かく動かせないなど日常生活に不便が出てきたりします。
ここでは手根管症候群について話していきます。
手根管症候群は手指にしびれや痛みを感じることがメインの症状になります。
どうして起こるのか。
これは手指に関係する神経の大元が手首のあたりにあります。
この大元で神経を圧迫する。もしくは、神経のラインで神経に損傷が起こっているとしびれや痛みが出現します。
この神経を正中神経いいます。
症状の出現する場所は親指・人差し指・中指・薬指(薬指は親指側のみ)・爪になります。
この場所すべてに症状が出るわけではありませんが、この範囲に収まってきます。
もし、この範囲外にも症状を感じるようなら、正中神経以外の原因も考えられます。
どんな疾患があるのか。
□頚椎症
□頚椎椎間板ヘルニア
□胸郭出口症候群
などがあります。
手根管症候群の検査方法
□手首を打鍵器で叩くとしびれなどの症状が放散するチネル兆候サイン
□両手首を90°に曲げて手の甲を合せるファーレンテスト
このふたつはその場ですぐにできるテストで症状が再現できる確認します。
この他に神経伝導速度検査や画像検査(超音波エコー・MRIなど)もあります。
治療は装具による固定で症状が改善していく人が多いです。変化が乏しい場合はステロイド注射をすることもあるようです。
症状があまりにも酷い時には手術療法になります。