前回は頚椎椎間板ヘルニアについて、紹介をしました。具体的な治療方法はお伝えしていないので、今回はこちらの話で進めていきます。
簡単なおさらいとして、頚椎椎間板ヘルニアは首の後側にクッションが飛び出してしまい神経に触れたり、圧迫したりすることによって、痛みやしびれの症状がでます。
単純に考えれば神経に触れたり、圧迫したりすることがなくなれば、症状は軽快していきます。
よって、手術での方法はいろいろありますが、神経の圧迫を取り除くことは共通になります。
手術の方法をいくつか紹介します。
□椎間板摘出手術
□人口椎間板置換術
□頚椎固定術
などがあります。しかし、手術の適応があるのかは、症状や健康状態も加味され慎重に検討されるようです。
保存療法では沢山の治療方法があります。
□ネックカラーを使用して、首を安静に保ち症状の回復を狙う方法。
□温熱・電気治療・牽引治療などの理学療法や鍼灸治療・整体など症状を軽減を狙うために身体にアプローチする方法。
□消炎鎮痛剤・神経への局所麻酔剤・ステロイド剤の注射など薬物療法
などがあります。
手術療法と保存療法のどちらが選択されるのか。
症状が重症の時は手術療法になります。
それ以外は基本的に保存療法で治療していきます。
ここからは当院で行う施術方法を紹介していきます。
一般的な施術方法のイメージは筋肉を緩めることが認知されていると思います。このような手法を取るときは超短波という機器を使用して、筋肉を温めながら緩めていきます。この機器を使用するメリットは身体に感じる刺激が非常に少ないことがあげられます。デメリットはペースメーカーを使用しているなど条件によっては使用できない場合があります。
他の方法ではファシアスリックテクニックというものでいわゆる筋膜リリースになります。専用の器具を使用して、皮膚の上を滑らせていきます。この時に波をうつようなゴリゴリした感触の箇所のゴリゴリをなくしていき、身体の回復をはかります。メリットは皮膚に傷がなければ基本的にどこでもできます。デメリットは刺激を強く感じる場合あることです。