エコノミークラス症候群とは

年越は帰省・旅行など出かけた人も多いのではないでしょうか。出先から自宅へ戻る方法は車や公共機関を使うことがほとんどでしょうが渋滞や込み合っているとその場からなかなか動かないなんてことも考えられます。そうするとエコノミークラス症候群のリスクが高くなるので、少し知識をつけましょう。

どのような病気かというと足や下半身などにできた血液のかたまり(血栓)が、血流に乗って肺の血管(肺動脈)につまり、胸の痛み・呼吸困難・循環不全などをきたす病気です。正式な名前は「肺血栓塞栓症」といいます。「静脈血栓塞栓」と呼称される場合もあります。

これは静脈(心臓に血液が戻るための血管)の流れが悪くなると血管内に血栓ができ、血管にへばりつくような感じになります。しかし、何かしらのきっかけによって、血管から剥がれてしまうと心臓から肺へ向かう血管で詰まってしまうことがある。

病気の理屈を知ってしまうと怖い感じもしますが、原因を知ることで予防も可能になります。

原因として多いことは狭い所で動かないまま6時間以上継続すると発症の確率が高くなるといわれています。さらに10時間以上になると重症化しやすくなると考えられています。この時間を目安にすると長時間の移動の時に起こりやすいなと想像できるのではないでしょうか。具体的には渋滞に巻き込まれた車や長時間の飛行機の移動では特に気をつけるべきポイントになります。

2時間くらいで立ち上がって歩くことがこまめにできると問題ありませんが、どうしても立ち上がったり、歩いたりすることが出来ない時はこまめに足首を上下に動かしてふくらはぎの筋肉を動かすまたはふくらはぎや足のマッサージをする・体が脱水気味にならないように水分をすることを心がけましょう。このふたつを行うと血流をよくすることができる・血液がドロドロになることを防ぐことができるので血栓の予防に役立ちます。

その場でできる予防方法は難しいことではないので意識的におこないましょう。

 

 

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