年末の掃除で腰を痛めた時

今年は暖かすぎるためにイチョウもの葉も落ちてこず年末近くまできてしまいました。例年通りであれば枯れ葉も落ち切って掃除も終わり少し経ってからのタイミングで年末の大掃除といった流れのところだと思いますが、今年は両方が重なってしまったみたいで、普段よりも一気に腰に負担がかかってしまい痛めしまったり、重いようなだるいような感覚に見舞われている人が続出しているのか。腰に関しての相談を受ける回数が増えて来ています。

掃除関係で腰に痛みを持つ時はギックリ腰のように強い痛みや掃除している最中に鈍い痛みが増してくるパターンにおおよそ分かれてくると思います。痛いという点では同じですが初期対応の仕方は違ってきます。

考え方としては急性痛or慢性痛のどちらに近い痛み方なのかという点になります。

□急性痛 組織が損傷したり、炎症などによって一時的に痛みを出す。生命を守るために必要な痛みともいえる。通常は数日から数週間で組織の回復とともに症状も治まってきます。

□慢性痛 一定期間持続する痛みになります。ここでいう一定期間は急性痛の治癒に必要とされる期間や組織の損傷が回復する時間を超えても痛みを感じている時になります。組織の損傷や炎症も認められない。

このように急性痛と慢性痛では痛みの種類が違うことがわかります。だから、痛みを取り除くための対応方法も変わってくることになります。

冒頭で出てきたギックリ腰のように強い痛みは急性痛にあたり、鈍い痛みが増してくる時は慢性痛に当てはまることが多いです。

急性痛の場合は痛みの原因を特定をして損傷している部位がスムーズに回復できるよに促し、炎症や痛みを取り除いていく。治療の過程で痛みがゼロにならなくて最終的に急性痛が出現する前の状態に戻していく。今回紹介したケースではアイシングと安静が初期対応になります。

慢性痛は痛みをなくすことを目的にするよりも日常生活に支障を来さないようにすることがメインになってきます。方法は色々あるので今回紹介したようなケースだと筋肉を緩めたり、温めたりなど有効になることが多い。

 

 

 

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