ばね指について

最近、相談してくる件数が増えているものが「ばね指」になります。特に季節や寒暖差などはあまり関係ないはずの症状になりますが、不思議と続いています。

ばね指とは指の腱や腱鞘が炎症を起こしてしまい、指を曲げたり伸ばしたりする時に痛みや動きにくさ感じたりします。場合によってはロッキングといって指が曲がったままになり自力で指を真っすぐに出来なくなる。

ばね指の原因は

□手の使い過ぎ 手を頻繁に使うことによって腱や腱鞘に機械的な負荷がかかってくると炎症を起こします。現在だとPC・スマホの操作や趣味で編物や手芸など行っている人に多い印象はあります。

□ホルモンの変化 妊娠や更年期などでホルモンのバランスが崩れると腱鞘に水分が溜まって腫れたり、腱鞘の弾力が低下したりすることがあります。これによって、腱と腱鞘の動きにスームズさがかけてしまいばね指につながってしまうことがある。

□基礎疾患 糖尿病やリウマチなどの基礎疾患を持つ人は炎症を起こしやすかったりするのでばね指の発症リスクがある。

原因になることがらで避けられるものと避けられないものがあります。手の使い過ぎについては工夫次第では避けることができるかもしれません。

症状の改善をする方法は軽症から重症まで様々になります。

軽症の時は

痛みや腫れがある場合、アイシングを行い炎症や痛みを抑える。ここが落ち着き始めたら血流をよくして患部が回復しやすいようにしていく。血流を良くするためにホッカイロで温めたり、硬くなっている部分に対してストレッチやマッサージを行うことも有効になります。また、テーピングを使用して患部に負担をかけないことも早く回復させるための方法のひとつになります。重症の場合は手術やステロイド注射が選択されることもあります。

痛みやロッキングなどの症状が落ち着いてきても治療をどこまで続けるのかの判断は簡単でないので治療を開始する前の時点を超音波エコーで確認をして症状が寛解した時に比較できるようにしておくとぶり返す可能性を限りなく低くできます。

 

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院長のヒトリゴト

  1. 2024.04.30

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