手首の疾患について

手首に痛みを感じた時に考えられる疾患を紹介していきます。

□ドケルバン病 手首の親指側に痛みがでる疾患で短母指伸筋腱の腱鞘の炎症になります。

□キーンベック病 月状骨の血流障害で、骨がもろくなり進行すると崩壊してきます。

□TFCC損傷 三角線維軟骨複合体のことをさします。手首の小指側にある軟部組織になります。

□尺側手根伸筋腱炎 手首の小指側で痛みが出ます。

□橈骨遠位端骨折 手首の近くで起こる骨折になります。

□舟状骨骨折 手を付いた時などに手根骨の一部に起こる骨折になります。

□手根靭帯損傷 外傷や炎症によって、手根骨の配列異常が生じ、結果的に手根骨の間に関節症性変化が起こる

□変形性手関節症 手首を構成する骨の形が変わってしまい痛みや可動域制限を出す。

□有鉤骨骨折 手首と掌の境い目にある突起した骨を、強い衝撃などが原因で骨折が起こる。

□尺骨突き上げ症候群 手首の骨と前腕の骨がぶつかりあい、軟骨を痛めたり、関節が炎症をおこして起こる。

手首を構成している骨や靭帯などの軟部組織は細かく分かれいるので、似たような動作での痛みでも原因が同じでないことが数多くあります。

また、骨も手根骨などひとつひとつが小さかったりするので痛みや腫れが酷くなくても骨折をしていることもあるので注意が必要な場所になります。

ここまで紹介した疾患は遭遇する機会もわりと多くあります。

筋肉などの軟部組織が原因の時は放っておいても症状は改善していくかもしれませんが、骨折によって症状が出ている場合は固定など初期対応をしていないと骨折したまま骨が固まってしまいます。

そうするとその後、慢性的に痛くなってしまった時は、痛みと付き合っていかなければなりません。

そのような事態を避けるためにも専門家に確認してもらうことは大切になります。

 

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  1. 2024.11.30

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