前回は頭痛を紹介しながら気をつけるべき頭の痛くなり方などを紹介しました。危険な頭痛ほどなる確率は圧倒的に少ないのですが、それでも、年に約3万にくらいが発症するといわれているので少しでも知識が頭の片隅にでも残っていたら、もしもの時に役に立つかもしれません。
今回は頭痛と同様によく聞くと思われるめまいについて紹介をしていきます。この症状も原因の特定できるものからはっきりと特定できないものまであります。
めまいとはどういったものか。種類から紹介をしていきます。
□回転性めまい 自分がグルグル回るように感じるめまい
□浮動性めまい 自分が浮いているような感じや地面が揺れているような感覚でフワフワするめまい。
□立ちくらみ 急に立ち上がった時にクラッとしたり、目の前が暗くなったりするめまい。
これらが代表的な症状になります。立ちくらみについては誰でも一回くらいは経験があると思います。他のものについては経験のある人ない人がいます。めまいを起こしてしまった時に多い疾患について話を進めていきます。
めまいで多いのが回転性めまいが主な症状になる良性発作性頭位めまい症というものがあります。このめまいは怖いものではなく、自然に治まったり、めまいの体操などで改善が可能なものになります。
良性発作性頭位めまい症をBPPVともいいうので、ここからはBPPVで統一します。BPPVは一般的に予後良好で約半数の人が1ヵ月以内に治っていきます。しかし、再発しやすいものでもあるので、治療として、予防としてめまい体操を継続していきましょう。
めまいが起きてしまった時の対処方法は横向きに寝て安静にする。左右のどちらを下にするかは楽に感じるほうで大丈夫です。30分くらいで落ち着いてきますが、その時間を過ぎても症状が同じままだったら救急病院で診てもらい検査を早く受けましょう。
日常生活での予防で一番気をつけることは睡眠不足になるので、この点をまずは意識しましょう。