手を上げる動作で痛みやシビレがでる

日常生活で腕を上げることは少なくないです。例えば洗濯物を干す・棚の物を取る・電車やバスで吊革につかまるなどがあります。よくある日常の場面ですが、このような動作をするたびに腕や手に痛みやシビレを感じる人がいます。こういった場合は痛みやシビレを出してしまう原因があると考えられます。

腕や手に痛みやシビレがある時にまず原因に上がってくるのは首の神経に何か異常があるのではと検査をして確認をしていくことが多いのですが、今回は他の部分に原因がある疾患を紹介をしていきます。

肩まわりの血管や神経を圧迫して痛みやシビレが出てしまう胸郭出口症候群というものがあります。症状の特徴は冒頭で書いたように日常生活の何気ない腕を上げる動作で痛みやシビレが増してしまうことが多いです。

原因に神経や血管を締め付けてしまっていることあります。締め付けている場所のことを絞扼部位といいます。腕につながる神経や動脈が絞扼部位は大きく分けて3つになります。

□前斜角筋と中斜角筋の間(斜角筋症候群)

□鎖骨と第一肋骨の間の肋鎖間隙(肋鎖症候群)

□小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方(小胸筋症候群)

これらの総称を胸郭出口症候群と呼びます。

胸郭出口症候群になりやすい人には特徴もあります。

□なで肩の人

□肩こりをしやすい人

□日常的に同じ姿勢を続ける人

□過度な肩や腕の筋力トレーニングを行う人

□手を高く上げるスポーツを行う人

□長時間肩を上げたり重い物を持ったりする人

これらに当てはまる人は先ほど紹介した絞扼部位に負担をかけやすくなるので筋肉など硬くなり神経や血管を圧迫したり、神経や血管が通るスペースが狭くなり通りが悪くなりがちです。

気になる人は簡単なエクササイズから始めてみましょう。首や胸の筋肉をストレッチをして筋肉に柔軟性を持たせてみて症状が楽になってくればそのまま継続しましょう。あまり変化を感じない場合は一度専門家に相談をして適切な改善方法のアドバイスをもらいましょう。

 

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