起立性調整障害

「朝、起きられずに遅刻ばかり」「頭痛腹痛が頻発する」このようなこと聞いたことありますか。思春期のお子さんがいる方は聞いた事があるかもしれません。このような症状があると起立性調整障害かもしれません。今回はこの病気について紹介をしていきます。

起立性調整障害とは自律神経に支障をきたして起床する時に脳や体への血流が低下する病気になります。

どのような症状が出てくるのか。症状は午前中を中心に症状が現れることが多いがなんとか午前中を乗り切って午後に突入すると症状が治まることが多い。

具体的な症状

□頭痛

□吐き気

□めまい

□立ちくらみ

□倦怠感

□動悸

□起床時に著しい頻脈

などみられることがある。

この症状が出てしまうことで合併する症状もあります。

□睡眠障害

□失神発作

□著しい頻脈

□心理・行動面の症状

この病気の好発年齢などは第二次性徴が始まる前の小学校5年生から中学生くらいで起こりやすく、体の成長とともに自律神経も成長していくところが、自律神経の成長が追い付かずバランスを崩してしまうことではないかと考えられている。

ざっくりというと血液循環が悪くなってしまう結果になります。このことに影響を及ぼすこともあります。

□日常の活動量の低下

□水分の摂取不足

□睡眠と覚醒のバランス崩れ

□心理的ストレス

□遺伝要因

この病気の診断には、新起立試験という試験を行い。症状と合わせて結果をだします。試験で陽性となった場合は4つのタイプに分類されます。

□起立直後性低血圧

□体位性頻脈症候群

□遅延性起立性低血圧

□血管迷走神経性失神

この病気はあまり知られていないこともあり、病気に対しての理解が得られないと気持ちの問題や少しがんばれば問題ないと考えられ、もしかしたら、サボっているのでは思われてしまうことある。症状が出ているかもと感じたら我慢をして重症化すると回復に時間がかかってしまうので、早期に治療が始められると比較的にスムーズに回復していくことが多いです。

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