体が痛くなったり、ケガをした時に困る場所はどこになるのかと考えたりすると私がお伝えする場所は足と答えます。特に高齢の方には本気半分・冗談半分でもし転んで骨折をするなら足ではなく、手を骨折して下さいと言っています。骨折をしてしまうと痛みや不便さはありますが、手の場合はどんなに不便であっても寝たきりになったりせず動くことができますが、足の場合は寝たきり安静にしなければならないケースも出てきてしまいます。そうなるとケガの問題よりも高齢者は認知症の心配が出てくるからになります。それだけ自分の足で動けないことはリスクを伴うことになります。
足を骨折してしまったら、自由に動き回れないことは何となく想像できます。これ以外にも足を床に着くと痛みが出てしまう症状もあります。どのようなものかというと踵の骨に骨棘が出来てしまったり、足の裏の筋肉を炎症を起こしてしまうなど多いです。
このふたつに共通する痛みは起床後最初に足を床に着く時に痛みを感じたり、動き始めの一歩目に痛みを感じることになります。ここでは踵にできる骨棘につい紹介をしていきます。
踵骨棘といい筋肉や腱が付着している骨の部分が引っ張られる形になり骨が少し隆起して、そのまわりの組織が炎症を起こして痛みが出る障害になります。骨棘があるからといって必ず痛みにつながるわけではないので、骨棘のまわりの組織が馴染んでくると痛みが消失するのではないかと推測されます。
原因は
□ふくらはぎの硬さ
□合わない靴やハイヒール
□ホルモンバランス
□過度な運動
などが挙げられます。
痛みを改善していく方法はふくらはぎ~足の裏にかけて緊張している筋肉を緩めたり、インソールやクッション性のあるサポーターを使用し、圧痛を感じる部分に負荷がかかりにくいようして痛みを軽減させていきます。できる限り痛みを抑えて生活に支障をきたさないようにしていきます。あとは時間の経過していくと痛みも治まることがほとんどです。
痛みがどうしても変わらない時はごくまれに手術をすることもあるようです。