前回は腸脛靭帯炎を紹介しました。ランニングやマラソンで故障をする時はオーバーユースによるものということはランナーの人はよく理解していると思います。今回も違う障害を紹介していきます。
ランニングやマラソン限らず走ることを繰り返すと痛くなりやすいのがすねの内側です。
脛骨内側ストレス症候群というものですねの下方1/3に痛みが出てくることが特徴になるオーバーユースになります。同様の場所が痛むとシンスプリントという呼ばれいる事が多いです。スポーツをやっていた人・同じ場所を痛める人は知っている人と面ます。
しかし、正確にいうとシンスプリントはMTSSや疲労骨折・慢性労作性コンパートメント症候群など、下腿の痛みを引き起こす様々な疾患を含む広い概念になります。言葉として両方知っておくといいと思います。
ここからは馴染みがあるであろうシンスプリントで進めていきます。
症状の経過としてすねに沿って疼くような痛みが出現します。初期の段階で運動を中止して患部を回復させればなにもなっかたかのよう痛みが消失していくことがほとんどですが、現状として初期では痛みも鈍いだけなのでそのうちなくなるだろう思うことや簡単に練習を休めないなどの理由で痛みをこらえながら続ける人が多く結果として痛みを酷くしてしまいなかなか治らない状態になってしまうことが多いと感じます。
シンスプリントで一番気をつけたほうがいいことに疲労骨折があります。初期の症状だけではなかなか見分けることは難しいのですが、シンスプリントと疲労骨折を比較した時に圧倒的にシンスプリントが多いので自分で判断しても大丈夫なケースも少なくはありませんが、治療方法が全くことなるため疲労骨折を否定するためにも専門家に相談をすることが賢明です。また、疲労骨折を確定させるにはMRIの撮影が必要になります。
痛みとの付き合い方は簡単なことではないので、様子をみながら練習をしても良い場合、ダメな場合があるので第三者の目を通してコンディションを整えていけるといいのではないでしょうか。
次回はシンスプリントの原因や予防などについて紹介をしていきます。