ランニング・マラソンでの足に起きるケガの話を続けてきましたまとまっていた方が調べる時に見つけやすのではと理由もあります。また、ついでに前後を見た時に探していなくても枠組みが同じなら参考になる場合もあるのではと考えたからですが、今回はランニング・マラソンで起きないとは言えないのですが、他のスポーツで起きやすい膝に起きる前十字靭帯損傷・前十字靭帯断裂につい紹介をしていきます。
前十字靭帯とは膝を構成する組織のひとつになり、役割は膝の関節を作っている上の骨(大腿骨)と下の骨(脛骨)を関節内で上下につないでいます。前十字靭帯は脛骨が前方へずれたり、ねじれたりすることを防いでくれて膝の安定性を出すことに役立っています。
この部分を痛めたり、断裂をしてしまうと何がおきるのか。
□痛みが出る
□膝が腫れる
□膝の不安定感
□膝崩れ(歩いている時に膝が不意に曲がってしまう)
起きやすシーン
□急な方向転換
□ジャンプの着地
□強く膝を捻ってしまった時など
前十字靭帯を痛める人はスポーツをやっている時が大半を占めると思います。受傷直後は上記で記載した症状がありますが、2〜3週間くらい経過すると痛みや腫れが治まってきて、通常通り歩くことも出来るようになり、日常生活に支障を感じない程度まで回復していくことは少なくないようです。
動けるようになるとケガが治ったと判断できます。これは間違った判断ではないと思います。しかし、前十字靭帯を痛めていたとしたら、自然に回復する部分ではないとされている箇所なので、日常生活に支障が出ていなくても、放置してしまうと徐々に膝を構成する組織にダメージが蓄積してしまい後々新たな損傷を生み出してしまう可能性が高くなります。
そうならないために専門家に一度は確認をしてもらうべきだと思います。
ちなみに手術でないと再建はできないと言われています。手術適応になる目安はスポーツの復帰を目指す人・膝崩れや痛みなど酷い人とされているようです。