病気で体に障害が出たり、加齢による体力の衰えなどがあると改善や予防の為に運動を行うことがあります。専門的な呼び方をすると運動療法となります。
このように呼ぶと少し身構えてしまう感じもしますが意外と単純な動きだったりするので気楽に行えます。気楽にといっても見た目以上に難しいこともあります。
運動療法の主な目的は
□心肺機能の維持向上
□ストレスの発散により精神状態の安静を図る
□運動量を増やし生活習慣病の予防・改善をする
□四肢の可動域の維持や動かせる範囲を大きくする
□寝返り・起き上がり・立ち上がり・歩行などの動作能力の維持・改善
などがあります。
運動療法の種類
□有酸素運動
□無酸素運動
□ストレッチ
□筋力トレーニング
などが大枠になります。ここから種目に分かれていきます。種目とはウォーキング・ランニングや水泳などをイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
当院でも運動療法を行います。どのような時に行うのかというと体力アップ・スポーツのパフォーマンスアップ・体の痛み改善などがメインになります。
体力のレベルは年齢や運動経験などによって個人差が大きいので行う方法も千差万別になります。重りなどは一切使わずに体の動かし方だけで行う人から重りを使って体を動かす人までいます。個人の体力レベルに差はありますが難易度はその人にとって少しやりがいがあり、出来た時に達成感が得られるので楽しく出来ているのではと思っています。
もちろん、ご自身で運動を行い体力の維持やアップに対して努力を重ねていくことはとても大切です。その中で知識不足だった為に体を痛めしまったり、思うような結果が得られないこともあるかもしれません。
限られた貴重な時間の中でそれぞれの目的に応じた結果に繋げていくためには体の専門家に相談し、効率よく運動をしていくと効果を実感しやすくなるのでモチベーション維持に役立つので運動を楽しく続けやすくなるのではないでしょうか。