おしりや足全体に痛みを感じたりすると一般の方はかなりの確率で坐骨神経痛と認識するか。周りの相談できる方からそれは坐骨神経痛だよと言われるようです。
坐骨神経痛と四十肩・五十肩はネーミングが独り歩きしている感じも否めないですが認知度は抜群です。個人的には危険な疾患が潜んでいない事・慢性痛である事が条件として満たしていれば、相手の症状が共通認識できる言葉があれば十分だと思っています。
症状を改善していく上では相手の性格に左右される部分が大きいので現場では言葉の使い分けを慎重におこなっています。
ここでは坐骨神経痛について整理をしていきます。
坐骨神経痛は坐骨神経に沿って出る痛みの総称になります。痛みを感じる場所を分かりやすくするとお尻から同側の太ももの裏や外側になります。
呼び方は総称なので症状を起こす原因は色々あります。
代表的な疾患は
□腰椎椎間板ヘルニア
□腰部脊柱管狭窄症
□腰椎すべり症
□梨状筋症候群
などがあります。
気をつけるべき事に腰の神経を圧迫してしまい筋肉に麻痺症状や排尿排便障害の有無の確認は必須になります。もしこのような症状が確認できていたり、疑いがあるとしたら迷わずに専門医を受診しましょう。このような症状は無いという時は保存療法で治療や施術が可能になります。
症状の改善を目指すにあたり原因と考えられる各疾患に対して効果的なアプローチを行っていかなければなりません。
しかし、坐骨神経痛の症状を緩和させていく方法が同じとは限りません。辛さを回避するために症状の出ているお尻から太ももにかけて筋肉を緩める施術を行う事もひとつの方法になります。具体的にはマッサージ・電気療法やストレッチなどです。
坐骨神経痛の症状が緩和してくると副次的に原因と考えられる疾患の反応が変わることもあります。変わらない時はその疾患に対して治療も必要になります。
ひとつひとつ症状の引き金と考えられる事柄を解決していきましょう。