よくある事ですが体の場所を表す時の言い方は専門用語と一般的な認識で微妙に違う場所を指していることがあります。
例えば肩が凝ると言う時は大概は首から背中にと首のつけねあたりをさします。解剖学でいうと肩の場所とはちがってきます。また、足がつったと言う時も肩が凝るほどではありませんが足の範囲が広い人が意外と多くいます。どの場所がつったのか詳しく聞いていくとふとももやふくらぎを指すことが多いです。このようなことを知っておくと、ご自身で体のことを調べる時に役立つことがあるかも知れません。
今回は下腿部や足部で起きる疾患について紹介していきます。
□アキレス腱・断裂 アキレス腱に繰り返しの負荷がかかることで炎症を起こす。また瞬発的に負荷がかかるとアキレス腱が切れてしまう断裂と部分断裂があります。
□筋挫傷(肉離れ)ふくらはぎは起きやすい場所のひとつになります。筋肉が部分断裂もしくは完全断裂をすることです。
□足関節捻挫 足関節を内側や外側に捻ってしまい関節を構成している靭帯や滑液包など損傷してしまうこと
□外反母趾 足の親指が足の人差し指に向かい足を見下ろした時に右足はくの字・左足は逆くの字になります。その結果、親指の付け根のが突き出してしまいこの部分に痛みや炎症が出現し足部に障害が起きやすくなります。
□骨折 繰り返しの刺激による疲労骨折が脛骨や中足骨におきやすい。
などがあります。
下腿や足部での痛みやしびれなど症状で理解が難しいことは腰の神経が原因で下腿や足部に症状が出現することも珍しくないということがあります。解剖学の知識があると神経の説明を加えることでイメージがしやすくなりますが、解剖学の知識がない人にはその場で何となく理解できても少し時間が経つと忘れたり、わからなくなったりします。
症状が気になって調べても当てはまってこないなという時は専門家に一度相談をすることが問題解決につながりやすくなると思います。