頭痛の話が続いてあきてきたかもしれませんが、今回は片頭痛を紹介していきます。
本題に入るまえに小ネタになりますが「へんずつう」をPCなどで漢字に変換すると「片頭痛」と「偏頭痛」のふたつが出てきます。意味に違いがはありませんが、なぜこのようなことになっているのか。結論は「片頭痛」が正しいとなります。理由は医学用語辞典でされいるからです。「偏頭痛」は誤用がはじまりで次第に違和感なく受け入れられているようです。言葉は時代で変化もしますが現時点ではこちらの「片頭痛」を使っていれば間違いありません。
それでは本題に入っていきます。
偏頭痛の特徴は
□頭の片側がズキズキと脈を打つように痛みます。
□頭痛が始まる前に前兆がある人もいます。ギザギザに光ったり、オーロラやモザイクのような模様が20〜30分見えて視界が悪くなる「閃輝暗点」と呼ばれます。
□片頭痛の発作は4〜72時間くらい続いて自然に回復することが多いです。
□頭の両側が痛むこともある
□吐き気や嘔吐を伴うこともある
偏頭痛のメカニズムも全てが判明している訳ではありません。脳幹と呼ばれる中枢神経に片頭痛のスイッチになるような場所があると考えられるようになってきたので中枢神経疾患だろうと言われてきています。前兆のあるorなしは大脳の中で反応する場所があり興奮状態になると前兆があらわれることがわかっています。もうひとつは片頭痛の時にセロトニンと呼ばれる脳内物質が減少することが判明しています。
必ずではないが片頭痛を誘因するきっかけによくあげられることは
□飲酒
□空腹
□チョコレート・赤ワイン・チーズ類・ナッツ類・柑橘類を摂る
□睡眠不足や寝すぎ
□天候や気温の変化
□ストレスから解放された時 など
予防として日常生活で片頭痛を誘因させそうなことを避ける。また、片頭痛を予防するとされている降圧薬・抗うつ薬・抗てんかん薬を使用することもあります。
痛み方がわかってくると自分なり対処もできるようになりますが、いつもと違う感覚がする痛みの時は他の病気も考えられるので専門医に確認しましょう。