前回は筋力アップと筋肥大について紹介をしました。
ある程度は共通する部分があると言う内容でした。
各競技に活かす為に筋トレをする場合は競技の特性や本人の狙いをはっきりとさせなければなりません。
たとえば早く走りたいのに重い物を持つための筋トレをおこなっても効率がいいとは言えず、もしかしたらスピードを落としてしまう可能性もあります。
筋肉に対して何をもとめるのか
□大きさ 筋肥大が目的。ボディビル・フィジークなど
□筋力 体に備わっている筋肉の力を最大限発揮する。ウエイトリフティング・パワーリフティングなど
□持久力 特定の動作を繰り返し行うこと。マラソン・競歩など
□筋パワー 動きのスピードと力を掛け合わせたもの。体操など
参考になるように当てはまる競技を一部紹介していますが必要な筋力が違うことは競技名からもイメージがつくのではないでしょうか。
細かい部分でのトレーニングの方法は変わってきます。しかし、共通する部分のトレーニングの先の話になるので気持ちと行動ばかり焦ってしまいケガをしないように体を動かす基礎になる体力アップは欠かせません。
先ほどの4項目の基礎の考え方
□大きさ 筋肥大をするには自分の扱える重量の80%前後くらいの重量でトレーニングをおこなうといいと言われています。回数やセット数は8〜10回で4セット以上が好ましいようです。
□筋力 筋肉のサイズを上げずに発揮できる力を向上させるトレーニングになりますが、筋肉の性質上、多少の筋肥大はあります。自分の扱える重量の90%前後くらいの重量でトレーニングをおこなうといいと言われています。回数やセット数は6〜8回で2〜6セットが好ましいようです。筋肉を動かすための神経系に刺激をするトレーニングです。
□持久力 繰り返しの動作が反復できなくなるまで行います。自分の扱える重量の40〜60%でおこない、回数やセット数は目的の持久力にあせて組み立てます。
□筋パワー スピードと力を両方が必要になるので自分の扱える重量の40〜50%でおこないます。