歩くと足の裏が痛い②

前回は歩くと足の裏や足が痛くなる疾患について、紹介しました。

今回はその中で足底筋膜炎・モートン病・踵のトゲについて対応方法や予防について考えていきます。

□足底筋膜炎 足の裏に過度な負担がかかりすぎることで、筋肉・腱膜に炎症を引き起こし痛みにつながります。原因として運動している時・生活の中での歩行や走行の時などが挙げられます。痛くなってしまった時には足を休ませて炎症を起こしている部部への刺激を極力少なくしていきます。症状が軽い時はこれだけでも回復する可能性はあります。なかなか変化出てこない時は足の裏の筋肉・腱膜が硬くなっている箇所に柔軟性を持たせるためにマッサージやストレッチなどを行い血流をあげることで回復をはかります。1〜2ヶ月くらいの時間をかけて症状が改善されることが多いです。

□モートン病 神経の障害によって引き起こされる症状になり、足の構造上による神経の圧迫、筋肉・靭帯などによる神経の圧迫に起因しているのだろうと考えられます。こうなる原因は「靴に問題がある・足自体に問題がある・日常生活に問題がある」ことにおおまかに分けることができます。最終的には足のアーチが崩れてしまっていることにたどり着くことが多いです。症状を改善していくために、崩れたアーチを戻していくと痛みやシビレの軽減が期待できます。アーチのある状態にするには短期的にはテーピングやインソールを利用し、症状が軽快するか経過観察します。サポートをしなくても症状が無くなることもあれば、サポートは必要なこともあります。筋力強化を行うこともあります。

□踵のトゲ 加齢によってなることが多く、その他は歩行のバランスやホルモンバランスなども考えられます。起床時に痛みを感じることが多く、動いていると痛みが軽快していきます。症状が酷いと痛みを感じ続けるのでサポーターなど使用して患部に刺激が直接加わらないようにします。ほとんどのケースで自然治癒していきます。

 

 

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