食事をする時、歯を磨く時、あくびをする時など日常生活で口を開けることは何も気にせずにしています。それが口を開けた時に痛みを感じたり、口が開かなかったりしたら、不安になるのではないでしょうか。
こんな時はどうすればいいのか分からない人多いと思います。
どんな原因があるのか。どのような行動を起こせばよいか。考えていきましょう。
原因として考えられる事
□顎関節症 顎が痛む(顎関節痛・咀嚼筋痛)・口が開かない(開口障害)・顎をうごかすと音がする(顎関節雑音)が代表的な症状になります。
□親知らずの痛み 一般的に親知らずと呼ばれる歯は第三大臼歯といいます。親知らずのまわりの歯肉が腫れる。親知らず自体が虫歯になるなどがあります。
□三叉神経痛 顔に関わる神経でその中に顎に関係する神経がふたつあり、この神経が何かしらによって神経伝達に障害が起きると顎周囲に痛みが出ることがあります。
□帯状疱疹 水痘帯状疱疹ウィルスが再活性化するとおこります。特徴は神経に沿って痛みや湿疹がでます。三叉神経にでると顎にも痛みを感じます。
□唾液腺炎 唾液腺といって唾液を作る器官になります。この器官が炎症を起こすと唾液腺炎になります。炎症を起こしている原因によって治療法は変わります。
□口腔ガン 舌(舌がん)・歯肉(歯肉がん)・舌の下の粘膜(口底がん)にできる「がん」を口腔がんといいます。
などがあります。
通常は口を開けたり閉じたりして、顎が痛くはなりませんが、気になってやりすぎてしまえば、痛くなる事もあります。ちなみ口を開ける大きさは指が縦に三本入れば標準になります。この大きさで痛みが有無の判断基準にするといいと思います。
もし、痛みが出ても、軽度の顎関節症なら耳の少し前にある顎の関節周りや耳の少し上で頭の横を軽めにマッサージをしたりすると症状が改善していくことも多くあります。それでも1〜2週間症状が続くようなら専門家に相談してみましょう。