スポーツをはじめとして運動をしていると完全に避けることが出来ないケガの問題。種目によって起きやすいケガがあります。その中でも比較的、全身のどこでもケガをしやすいと思われるバスケットボールやバレーボールでよくあるケガの突き指について考えていきます。
競技内容は似ていないと思いますが上半身と下半身のどちらもよく動かす点があるからなのか。共通するケガがいくつかあります。
□手指の突き指
□ジャンパー膝(膝蓋腱炎)
□足関節捻挫
などがあります。
突発的におきるケガは手指の突き指と足関節捻挫になります。このケガが起きやすいことはボール大きさやジャンプをすることが多いなどが似ているからだと考えられます。
両方ともボールが指にぶつかって起きる突き指ですが、なぜか軽視されがちなケガのひとつになります。よくおきることだから慣れてしまうのでしょうか。たしかに痛み自体は時間の経過で消失していくことがほとんだと思いますが、なかには靭帯断裂をおこしていたり、骨折・脱臼の可能性もあります。これらを痛みだけで判断することは難しく、指標のひとつと考えていたほうがいいと思います。
突き指の症状
□関節に腫れと痛みがある
□関節が左右にぐらぐらする
□指先をまっすぐ伸ばせなくなる
指の脱臼の症状
□関節の変形
□関節可動域の低下
□痛み・腫れ・浮腫など
指の骨折の症状
□痛み・腫れ・皮下出血
3種類の症状を比較しても文字にしてしまうと同じになってしまいます。大丈夫だと思っていても微細な骨折などは非常にわかりにくいので様子をみていても痛みや動きに変化が見られない時は速やかに専門家に確認をしてもらうことをおすすめします。
競技でパフォーマンスを発揮するために痛みは不要になり、違和感があるだけでも本来のパフォーマンスを発揮することは難しくなります。
不幸にも痛めてしまった時はケガをした部位の回復を最優先させるためにも初期の段階で適切な対応をしましょう。