空手をした後での痛み②

前回はコンタクトスポーツなどで起きるケガの中から脳震盪を中心に話を進めました。今回は骨折・脱臼・捻挫・打撲について解説をしていきます。

骨折・脱臼・捻挫・打撲については

□骨折 スポーツの現場で骨折の疑いがある時は応急処置が必要になります。無理に動かすことはせずに皮膚を突き破って骨が見えているかチェックをしましょう。見えている時は汚染創とみなし傷口・傷口の周囲を洗浄することが第一になります。その後可能な限り圧迫止血を行いますが傷口を直接圧迫することはNGになるので間接的に圧迫しましょう。清潔な布類で傷口隠す程度に覆い迅速にドクターのもとへつなげましょう。

皮膚を突き破らない骨折の時は安静・冷やす・圧迫・挙上(RICE処置)を行いドクターのもとへつなぎます。

最終的にはドクターのもとへつなぎますが骨折の状態により初動が変わるので覚えておきましょう。

□脱臼 関節面が正常な状態から逸脱した状態なので、患部を動かさないように固定しましょう。痛みを抑えるのに冷やします。整復を行うことが出来るドクターや柔道整復師につなげましょう。

ここまで紹介した骨折・脱臼はこれから紹介する捻挫や打撲と比較すると遭遇率は下がりますが、適切に治療をしていかないと治るのが遅れたり、後遺症が残ってしまう場合もあるので判断に迷う時は専門家に必ず診てもらいましょう。

□捻挫 関節を支えている靭帯や軟部組織を痛めている状態になっているので、損傷部位の早期回復を目指します。応急処置は安静・冷やす・圧迫・挙上(RICE処置)になります。この時に骨折が隠れていないか注意が必要になります。自己判断せずに専門家に一度は診てもらいましょう。回復に要する期間はおおむね3週間前後なります。

□打撲 軽度から重度のものまで様々ですが、コンパートメント症候群という疾患は気をつけなければなりません。すごく簡単にいうと腫れが体の中で起きてしまい神経や血管など傷つけてしまいます。コンパートメント症候群を除外出来たら、皮膚を浮かせたりする施術を行うと回復が早まります。

 

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