骨の変形①

体に痛いところがあってレントゲンを「撮影して骨が変形している事が痛みの原因です。」という内容を言われたことがある人や聞いたことがある人はいると思います。

骨が変形してしまったら、ずっと痛みを感じたままなのかといったら、そうでないケースも多々見受けられます。また、骨の変形がある程度進むと痛みが無くなる事もあります。

このことからも、骨の変形=痛みではなく、骨の変形があることで痛みにつながる何かが起きていると考えることが妥当ではないでしょうか。

骨の変形について紹介していきます。

骨の変形がみられる多くの部位は関節になってきます。よって、関節でない部位での骨の変形はほとんどありません。

骨が変形してくると変形性関節症にほとんどが当てはまってきます。

この変形性関節症は一次性と二次性のふたつに分類されます。

□一次性変形性関節症 原因不明になります。ほとんどの変形性関節症があてはまってきます。

□二次性変形性関節症 原因が他の病気や病態であることがわかっています。感染症・生まれつきの関節の異常・けが・代謝性疾患・関節の軟骨が損傷される病気

変形性関節症の特徴として、加齢によって出現率が高くなります。40〜50代でしばしばみられ始め、80代になる前にはほとんどの人に多少なりとも変形があります。70代くらいまで女性の方が多い疾患になります。40代くらいまでの人のX線検査では半数くらいに何かしらの変形がみられるが症状がある人は半数くらいです。

変形性関節症を理解する上で大切なことは、加齢によって避けられないことがある点です。

□関節の内側ある軟骨が薄くなる

□若い人と比べると関節の表面の滑りが悪くなる

□関節の損傷を受ける可能性が少し高くなる

こういった事実はありますが、変形している場所に痛みがあると、どうしても痛みの原因が変形によるものと判断されやすいですが、間接的に関わっているだけのことも少なくないので即時的に痛みが解消することもあるので、変形してしまうと形は戻りませんが、困っていることは解決できるかもしれません。

 

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