運動をしている方だと各競技のスキルアップの為にトレーニングを行います。
トレーニングのひとつに高地トレーニングと言うものがあり、聞いた事があるまたは行ったことがある人もいると思いますが、なぜ、標高の高い場所でトレーニングを行うのか。紹介していきます。
高地トレーニングとは低圧・低酸素・低温の環境になる標高の高い場所(標高1500〜3000m)でトレーニングを行うことが効果が高いと言われています。人が行動するには過酷な環境になりますが、人の体は環境に適応する能力があるのでこの機能を活用することで運動能力の向上に役立てます。
高地でトレーニングが体にどのような変化をもたらすのか。
高地では酸素濃度が薄いため血中の酸素濃度が低下します。体の反応は低下した酸素濃度を戻す作用が働きます。最終的に赤血球の絶対量を増やす事になります。
赤血球の役割
□酸素の運搬
□栄養の運搬
□ホルモンの運搬
□老廃物の排泄
□体温の維持
体の生理的な部分を高めること可能になってくることが分かるのではないでしょうか。例えると車のボディは同じだけれどエンジンの馬力があがった状態になります。パワーアップしたことは理解できるのではないでしょうか。
高地トレーニングによって、赤血球の量がふえると行う前よりも赤血球の働く量は必然と増えます。その結果が下記に記載している効果を見込める要因になります。
効果
□酸素運搬・消費機能の向上
□持久力の向上
□疲労回復効果
□ダイエット効果
トレーニング期間
短期・長期で行います。高地でのトレーニングは環境に体が慣れる時間が個人差が大きいので、初回は短期間でおっこなう事が多いようです。
短期のトレーニングは3泊4日から1週間くらいで行うようです。下山後2〜3日でパフォーマンスのアップが期待できるといわれています。
長期のトレーニングは3週間〜1ヶ月以上の期間が多いようです。1週目は体を慣らしていき、2週目以降でトレーニングの量を増やします。下山後5〜6日以降から効果を感じやすいと言われています。