かくれ脱水症状という言葉を聞いたことがあるでしょうか。聞いたことがある人のほとんどは冬場に起きる脱水症状を思い浮かべると思います。
要するに脱水症状の言い回しを少し変えているだけなのですが、あえて隠れと枕詞いれているのか。ここにポイントはあると考えられます。
脱水症状と端的に言えば高温多湿の夏場に起こりやすい、水分補給・塩分補給に体も熱を持たないように気を付けようと大多数の人が連想できるくらい認知されている言葉になっています。ゆえに脱水症状は夏のイメージが強くなりすぎている為にその他の季節や室内でも起きる事を見逃されやすい状況にもなっている為にあえてかくれ脱水症状と呼ぶことで注意喚起できるからではないかと思います。
特に熱中症になりやすい時期は暑くなり始めたころ体が暑さに慣れていないと環境の変化に適応しきれずに調子を崩しやすいです。また、自覚がないうちに脱水症状になってしまいます。
かくれ脱水は体内の水分量が少なくなっています。この時点では本人にも脱水症状の自覚はなく、日常生活にも支障はありません。しかし、体内の水分量は足りていないので高温多湿の環境下ではあっという間に熱中症に移行してしまいます。
かくれ脱水の見分け方のひとつの方法としては尿の回数が普段比べて極端に回数が減ったり、尿の色が濃くなってうたりした時は水分を摂るようにしましょう。
かくれ脱水症状になりやすい人
□高齢者(年齢を重ねると体液量が減るため)
□ダイエット中の方
□不規則な生活の方
□アルコール多飲の方
かくれ脱水は誰でもなります。また自覚は無くてもなったことのある方も沢山います。実は二日酔いや夏バテもかくれ脱水のひとつになります。
熱中症の始まりを自覚する事は容易ではないと理解できたのではないでしょうか。
予防の為によく言われている事はこまめな水分補給になります。喉の渇きをを感じる前に水分摂取を行うことが好ましいと考えられています。