スポーツをやり始めたばかりの頃や熱心に続けていたりするとケガを始めとして体が痛くなってしまうこともあります。競技の特性によって痛めやすい部位もあります。今回は鼠径部周辺の痛みについて紹介をしていきます。
鼠径部周辺の痛みはスポーツしている人に起こりやすく。サッカー・陸上の中長距離などでみられやすい傾向があります。種目をみても競技スポーツとして頑張っている人から趣味・健康の一環としてやっている人まで幅広い層に親しまれている運動になるので母数が大きいので痛めしまう人もそれなりに多くなってきます。
鼠径部周辺の痛みはグロインペイン症候群と呼ばれます。
症状は痛みを感じている場所を押すと痛みが強くなったり、股関節が動くような動作をすると痛みを感じたりします。場合によっては下腹部にまで放散するような痛みがでることもあります。
原因として考えられることは、筋力低下・筋肉の柔軟性の欠如などによって股関節周辺の筋肉や靭帯などに繰り返しの負荷が加わってしまい機械的な刺激になり患部に炎症を起こし痛みが発生する。
治療法は鼠径部周辺の筋肉を柔軟性を持たせることからはじめます。ほとんどの場合は痛めている側と痛めていない側で筋肉の硬さに差があることが経験上は多くあり、痛めいるほうが筋肉が硬くなっているので、その部分を改善させていきます。ターゲットになる筋肉は内転筋群・腸腰筋になります。ここらマッサージ・ストレッチ・温熱療法などを施すことで効果が見込めます。痛みが消えるまで期間は様々な要素が絡んでくるので一概に言えませんが2週間から3ヶ月くらいが一般的な例になります。
予防はウォームアップとクールダウンは必須になります。運動をする準備をしないと体が動かなかったり、思うようなパフォーマンスを発揮できません。また、体は動かせば疲労が溜まります。このような体の特性を理解して自分自身の体と向き合っていくことが必要になります。